2015 年夏

複合材 - 自動車業界

熱可塑性複合素材の自動車業界への導入は、TenCate にとって事業発展のための重要な目標です。 その市場潜在力の主なベースとなるのが、EC が重大視している車の CO2 排出量削減と、複合材を使用することによる大幅な軽量化です。  

自動車業界は、省エネルギー型ソリューションを探し求めています。 熱可塑性複合材は生産コスト削減を可能にし、処理時間が速く、高靱性です。 これらの複合素材と大量生産工程の開発は数年かかり、これらを利用するために自動車業界はその生産インフラに必要な調整を施さなければなりません。 

composites wheel

複合材ハンドル

ラングレーミル(英国、ノッティンガム)の TenCate Advanced Composites 工場は、主に工作機械市場や Formula One レーシング市場に有力サプライヤーとして長年製品を提供してきました。 これらの市場では、まだほぼ例外なく熱硬化性複合素材を使っています。 これらの素材と異なり、熱可塑性複合材は、大量生産での使用に最適です。

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TenCate Advanced Composites ラングレーミル工場のスタッフとアルファロメオ 4C

アルファロメオ 4C の場合は個別生産方式であり、毎年の生産台数は 4,000 台ほどです。 TenCate は、モノコック全体の複合素材を、Adler Group を通して供給しています。 中央の乗客セルにより車両重量が減り、非常に堅く安全な基本構造になります。

2013 年に BASF と TenCate、そしてガラス繊維強化材メーカー OwensCorning との間でつくられた戦略的提携の目的は、自動車業界で大量生産向け熱可塑性複合材の最適なソリューションを開発することです。 

composites kringlan

上位セグメントのフルカーボンファイバー強化複合材製カーホイールが Kringlan Composites の協力により開発されました。 

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